独立の物語
スイスとジュネーブを拠点に
創業以来、パテック フィリップは、時計製造を象徴する歴史豊かな地、スイスとジュネーブを拠点に、事業を拡大してきました。
ベルグ河岸
マニュファクチュールの起源
1839年、ジュネーブに《パテック,チャペック社(Patek, Czapek & Cie)》が設立され、初の工房をローヌ川右岸のベルグ河岸29番地に構えました。ジャン・アドリアン・フィリップがチャペックのあとに入社すると、会社はベルク河岸15番地に移転し、社名も《パテック,フィリップ社(Patek, Philippe & Cie.)》に改められました。
ローヌ通り
ジュネーブ・サロン
1853年、会社の成長に伴ってより広い敷地が必要となったため、ローヌ通り41番地にあった2階建ての建物に移転しました。この場所は1996年に、現在「ジュネーブ・サロン」として知られているお客様専用の空間となっています。今日もコレクション全体が展示されており、パテック フィリップの時計製造における卓越した伝統を、余すことなくご堪能いただけます。
ラ・ジョンクション
近代化への道
1964年、マニュファクチュール創業125周年を機に、ローヌ河岸のペシュリ通り2番地に新しい建物が完成しました。歴史ある旧工場とは対照的に非常に現代的な建物で、パテック フィリップは、この堅牢な6階建ての建物のうち、550平方メートルに及ぶ上層4フロアを使用していました。
ヴィュー・グルナディエ通り
パテック フィリップ・ミュージアム
1975年、パテック フィリップはヴィュー・グルナディエ通り7番地の工業用建物を取得し、ケースおよびブレスレットの製作部門「アトリエ・レユニ(Ateliers Réunis)」を設置します。ジュネーブの伝統的な金細工技術である時計のケースやブレスレット製作がここで行われ、継承されていきました。のちに生産がプラン・レ・ワットに集約されると、この建物は1999年から2001年にかけて改修および増築されます。そして世界的に有名なパテック フィリップ・ミュージアムとして使用されることになりました。
ポン=デュ=サントネール通り
完全な統合
1996年、パテック フィリップは、工房と本社機能をジュネーブのプラン・レ・ワットに集約させました。事業のさらなる統合に向けたこの動きは、新たな時代の幕開けを象徴するものでした。2003年にはペルリー近郊にケースとブレスレット専門の新工房を開設し、2010年にはプラン・レ・ワットにムーブメント構成部品の製造施設を新設しました。
PP6
未来のための新工場
2020年に竣工した新工場PP6は、今後20~30年にわたるパテック フィリップの事業拡大を支え、将来の世代へとその独立性を守り継ぐことを目的に設計されました。PP6には「希少なハンドクラフト」および社内トレーニング専用エリアが設けられており、ジュネーブの伝統と、時計製作における伝統と革新の融合に対するパテック フィリップの揺るぎない姿勢をあらためて体現しています。
独立のための統合
スイスに根差した揺るぎないルーツ
2001年から2010年にかけてパテック フィリップは、時計ケースメーカーであるカラム(Calame & Cie)、ポリッシュ仕上げ専門企業のポリアート(Poli-Art SA)、ジェム・セッティングのスペシャリストSHG、文字盤製造のフルッキガー文字盤会社(Cadrans Flückiger)と提携し、垂直統合をさらに強化しました。2010年にはクレ・デュ・ロックルに新工房を開設し、カラム、ポリアート、SHGをひとつの屋根の下に集約しました。