品質と精緻な仕上がり
文字盤
文字盤は、その下に隠される時刻を生み出す小さな機械の世界を表現します。パテック フィリップでは、何世代にもわたって受け継がれてきた技術を駆使して文字盤を製作しています。
カラー
パテック フィリップの文字盤は、無垢なアイボリーから、鮮やかな彩度のものを挟み、深みのあるエボニーブラックまで、多彩なパレットさながら、色彩のハーモニーを奏でます。こうした文字盤の魅力的な色あいは、電気めっき、ニス塗装、七宝などの専門の技法を駆使していずれも入念に仕上げられ、時を告げる絵画に変身しています。
希少なハンドクラフト
文字盤こそ、芸術性が真に輝くところです。パテック フィリップの希少なハンドクラフトコレクションは、4世紀以上にわたって時計の装飾に用いられてきたジュネーブの偉大な伝統を継承しています。細密な木象嵌、ジェム・セッティング、七宝、手彫金、ギヨシェ装飾などの技法をすべてマスターすることで、装飾性の高い比類ない文字盤が生まれ、群を抜いたタイムピースとなっています。
時針と分針
パテック フィリップの時・分針は、技術的制約によってほかの素材を必要とする場合を除き、すべてゴールドで製作されます。時・分針は小さなものですが、単なる部品以上のものです。デザインの複雑性によっても異なりますが、パテック フィリップの時・分針の中には、実際に製作に取りかかる前に、特注工具の製造も含め、4か月の準備期間が必要となるものもあります。
グランド・コンプリケーション1/10秒クロノグラフ5470P-001モデル用の、シリコン・ベースの指針の製作
植字およびアワーマーカー
パテック フィリップでは、インデックス、ローマ数字、アラビア数字などの植字やアワーマーカーは、文字盤本体の素材に関わりなく、すべて18金ゴールドで製作されます。また、文字盤表面に手作業で転写する方法や、ラウンドカットやバゲットカットのダイヤモンドをゴールドにセッティングして、アワーマーカーの代わりとする方法もとられます。ゴールド植字やダイヤモンドを植字にセッティングしたものを用いることで、文字盤の表示に厚みが出て、コントラストが微妙に強まります。
植字の取付けと固定は、完成した文字盤上で行われ、その作業には細部まで注意が払われます。
文字盤の製作
文字盤製作に必要なのは、時計製造に関わる技術というより、職人による手作業の工芸技術です。文字盤製作とその仕上げは、最先端技術に加え、長い歴史を持つハンドクラフトの技術と、世代から世代へと受け継がれた秘伝の技術によって行なわれています。パテック フィリップの文字盤の製作には4~6か月の期間と、装飾技術を含め50~200の製作工程が必要です。
製作
どのモデルの文字盤も、あたかも料理のレシピのように、それぞれに工程が決められています。まず、文字盤プレートを丸い形に打ち抜きます。真鍮の文字盤プレートは、加工して形を整えられ、工房から工房へと移動しながら何十人もの熟練した職人の手を経て、徐々に独自の個性を形成していく旅に出ます。
装飾
パテック フィリップの文字盤の装飾に駆使されるさまざまな技法は、伝統を尊重しながらも革新への意欲を物語っています。使用する工具も、多軸フライス盤から簡素な木製ブラシまで、多岐にわたります。文字盤の装飾にかかわる作業はその多くが手作業で行われ、モチーフ、パターン、手彫金から、多種多様な仕上げや入念なジェム・セッティングまで、ほぼ無限大の可能性があります。