独立の物語
スターン家
1932年以来、スターン家は世代から世代へと経営権を継承しながら、パテック フィリップの価値とノウハウを守り続け、たえず会社とそのタイムピースを発展させてきました。
第1世代
シャルル・スターンとジャン・スターン
1932年、大恐慌のさなか、パテック フィリップのサプライヤーだったスターン兄弟文字盤会社のオーナー、シャルル・スターンとジャン・スターンがパテック フィリップを取得しました。2人は、時計師ジャン・フィスターを会社の代表として任命し、自社内でムーブメントの製作を行うようになりました。この独立性の追求こそは、現在に至るまでパテック フィリップの戦略の中心であり続けています。
第2世代
アンリ・スターン
シャルルの息子アンリは、1935年にパテック フィリップに営業部長として入社し、数年後にニューヨークに向かいました。そして1945年、その地で米国におけるパテック フィリップ時計の独占販売代理店であるアンリ・スターン・ウォッチ・エージェンシー(HSWA)を設立しました。カナダ、ラテンアメリカ、アジアにも渡航を重ね、世界を舞台とした会社の地位を築きました。1958年にジュネーブに戻り、パテック フィリップ社長に就任しました。
第3世代
フィリップ・スターン
1963年、アンリ・スターンの息子フィリップ・スターンがHSWA社に入社しました。その後、1966年にフィリップ・スターンはジュネーブに戻り、1993年に社長に就任しました。当時、製作工程は複数の拠点に分散されていました。フィリップ・スターンは、1996年に落成した新しいマニュファクチュールに全工程を集約させました。また、それまで40年間かけて収集してきた時計のため、2001年、パテック フィリップ・ミュージアムを開設しました。2006年にはジュネーブ・サロンを全面改装してオープンします。そして2009年、プレステージ溢れるパテック フィリップ・シールの創設を主導しました。
第4世代
ティエリー・スターン
1990年、フィリップ・スターンの息子ティエリー・スターンがパテック フィリップに入社しました。長年にわたりパテック フィリップ、およびアンリ・スターン・ウォッチ・エージェンシー(HSWA)で研鑽を積んだのち、2003年にパテック フィリップの副社長、2009年に社長に就任し、現在に至ります。2012年にウォッチアート・グランド・エキシビションを始めて開催、2014年には創業175周年を記念した見事なグランドマスター・チャイムを発表、2020年には新しいマニュファクチュール、PP6を完成させました。