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法的事項

英国現代奴隷法に関する声明

スイスの独立した家族経営のマニュファクチュールであるパテック フィリップは英国でも事業を展開しており、英国現代奴隷法の重要性を認識し、その原則を遵守することを約束します。

本声明は、2015年現代奴隷法第54条第1項に基づき公表されました。本声明は、パテック フィリップが自社の事業活動およびサプライチェーンにおいて、現代における奴隷および強制について理解し、それらを防止するために講じる措置を定めたものです。

パテック フィリップ

185年以上にわたり、たえずパテック フィリップは高級時計製作の伝統を継承し続けてきました。ジュネーブ最後の独立した家族経営の時計マニュファクチュールである当社は、創業者アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック(1839年以降)とジャン・アドリアン・フィリップ(1845年以降)のビジョンを受け継ぎ、専門家も認める世界最高の時計をつくるため、設計・製作・組立てを行っています。

ジュネーブに本社を置くパテック フィリップの生産活動は、スイス国内にある自社マニュファクチュールと、関連会社を通じて行われています。またパテック フィリップは、ジュネーブ、パリ、ロンドンのパテック フィリップ・サロンや、正規販売店および正規サービスセンターのネットワークを通じ、世界複数の国でも事業を展開しています。

サステナビリティと倫理への取り組み

パテック フィリップでは、サステナビリティへの取り組みを強く推進しています。当社はすべての事業活動において、環境的、社会的に持続可能な姿勢を堅持することが、国民、雇用者、および従業員としての義務であると考えます。この取り組みは、従業員、取引先、顧客に対する責任でもあります。

パテック フィリップは、スイスおよび世界におけるすべての事業活動において、適用される可能性のある地域、国内、国際的な法令の遵守を重視しており、一貫した透明性のある公平な形で、すべての事業運営を行っています。この理念により、高い水準の企業行動規範を設定することが可能になり、誠実さと敬意がすべての人々の関心事の中心に確実に据えられるのです。パテック フィリップは、マネーロンダリング、便宜供与金、外部からの贈答品など、あらゆる形態の賄賂・汚職に断固として反対します。

パテック フィリップは、搾取や不正義が存在する限り、真の品質は存在し得ないと考えています。このため、当社は原材料の調達から時計の配送に至るまで、事業のすべての観点において人権尊重の原則と労働基準を遵守できるよう、あらゆる措置を講じることをお約束します。

当社の事業と従業員

パテック フィリップの企業文化は、強固で互いに協力的な職場環境を創出するという取り組みを支える「10の価値」と基本的姿勢を中心に展開しています。熟練の職人たちが比類ないタイムピースを製作し、献身的な従業員やパートナーが当社の使命を推進する中、あらゆる人への敬意が、常に当社の根幹をなしてきました。

長年にわたり、当社は従業員の尊重、健康、安全、職能開発を最優先する、協力的な職場文化の育成に努めてきました。この取り組みは、当社の事業活動における強制労働や人身取引のリスクを防止するための具体的な方針、手順、および具体的な行動に反映されています。

  • 従業員への周知とトレーニング
    当社は、企業文化、方針および手順について従業員に周知するために、包括的な従業員向けガイドを策定しました。社内での差別およびハラスメントは固く禁じられています。当社は、苦情に対処するための仕組みを整えており、従業員はこれらの点について定期的に研修を受けています。
  • 苦情対応の手続きとホットライン・サービス
    当社は不正行為について、社内および社外の仕組みを通じて報告することを推奨しています。一般的に周知されている苦情対応の手続きに加え、世界中のパテック フィリップの従業員が利用できる国際的な秘密保持ホットラインも設けており、これによって個人的および/または業務上の問題に関して、第三者による支援を得ることができます。加えて、信頼できる社内アドバイザーのネットワークと公平な調査手続きにより支えられています。従業員全員が、業務上における非倫理的な行為に関して懸念事項がある場合に、社内苦情対応の手続きおよびホットライン・サービスを通じて、報復を恐れることなく安心して報告することが可能となっています。

  • 現地スタッフ委員会
    従業員の懸念事項は、従業員の利益を個別および集団的に代表し擁護する現地スタッフ委員会に、直接申し立てることもできます。委員会は、人事部門と緊密に連携して活動しています。この委員会は、人事部と緊密に連携して活動しています。
  • 採用方針
    当社の社内採用方針は、強制労働や人身取引労働者を雇用するリスクを回避しています。未成年者を雇用するのは見習い期間中のみとし、学生の権利を尊重する協定を遵守しています。

当社のサプライチェーンのデュー・ディリジェンスとリスク評価

当社の事業活動と従業員は主としてスイス国内に所在しており、現代的な奴隷制のリスクは本質的に低いものの、当社の活動とサプライチェーンがグローバルな性質を有すること、およびそれに伴う潜在的なリスクが存在することも認識しています。

したがって、当社はサプライチェーンにおける潜在的な社会的・環境的影響を予防・特定・管理するための取り組みを、継続的に改善することに尽力しています。

サプライヤー
パテック フィリップのサステナビリティの取り組みに照らし合わせて、当社は協力先を慎重に厳選する必要があります。長期にわたり信頼を築いてきた取引先との関係性は、協力、公平性、相互尊重といった規準に基づいています。パテック フィリップは、こうした価値観や倫理的責任を共有できない取引先との協力は望んでいません。当社の経営理念への理解と遵守を促進するため、当社では取引先やサプライヤーの特性に応じて、定期的な協議を実施し現地視察を行っています。

サプライチェーン
当社の最も重要なサプライチェーンに対しては、紛争地域または高リスク地域からの調達を追跡・防止する管理システムが導入済みであると同時に、現在はOECDの「紛争地域および高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス」に沿ったデュー・ディリジェンス・システムの導入に取り組んでいます。

当社は、顕著な、または潜在的な社会・環境リスクの特定および軽減をするために、サプライチェーンの包括的マッピングを開始しました。当社は、サプライチェーンにおける人権を守るために、デュー・ディリジェンスと業務慣行の継続的な改善に揺るぎない姿勢で取り組んでいます。

承認

本声明は、現代奴隷法に基づく当社の責任を果たすための行動を反映したものです。当社は、この重要な分野に関する取り組みの推進と業務慣行の改善に引き続き尽力し、将来の声明においても最新情報を提供していきます。

本声明は、2024年8月27日付でパテック フィリップの取締役会により承認されました。