品質と精緻な仕上がり
クロノグラフ・モデル
クロノグラフはパテック フィリップのポートフォリオにおいて重要な位置を占めており、クラシックなものから最先端のものまで多彩な複雑機能を網羅しています。
クロノグラフとは?
クロノグラフとは、経過時間を記録するために設計された計測機器です。その語源は、本来の機能を意味するギリシャ語のkronos(時間)とgraphein(書く、記述する)に由来します。クロノグラフは現在、1つまたは複数のプッシュボタンにより、スタート、ストップ、ゼロ復帰が可能な秒針を備える時計を指します。
クラシック・クロノグラフ
パテック フィリップのクラシック・クロノグラフには、伝統的なアーキテクチャーとコラムホイールを備え、プッシュボタンで操作する自社製手巻クロノグラフ・ムーブメント、キャリバーCH 29-535 PSが搭載されています。これらのクロノグラフは、2つまたは3つのサブダイヤルを配したクラシックな文字盤レイアウトに、エレガントなスタート、ストップ、ゼロ復帰用プッシュボタンを備え、クロノグラフの純粋な伝統を体現しています。
スプリット秒針クロノグラフ
パテック フィリップのスプリット秒針クロノグラフには追加のスプリット秒針が備わっており、同時に2つの事象の計測できます。クロノグラフ秒針を作動させたまま、スプリット秒針を独立して停止させることで中間タイムを計測し、そして再びクロノグラフ秒針に重ね合わせることができます。これらの操作はすべて、洗練されたプッシュボタンによりスムーズに行われます。
5370Rモデル
ベージュ・シャンルヴェ七宝のサブダイヤルとタキメーター目盛を配したブラウン本七宝文字盤を備えるローズゴールド仕様のスプリット秒針クロノグラフ。18金ゴールド文字盤プレートに手作業で施された七宝は、色が褪せることはありません。搭載された手巻キャリバーは、伝統的なアーキテクチャーと特許取得の7つの技術革新を兼ね備えています。
クロノグラフ・キャリバー
2009年、パテック フィリップは、特許取得の6つの技術革新を特徴とする初の完全自社開発・製造の手巻クロノグラフ・ムーブメント、CH 29-535 PSを発表しました。そのアーキテクチャーは、スプリット秒針クロノグラフや永久カレンダー搭載クロノグラフを含む、その後のさまざまな開発の基盤となりました。
5373Pモデル
左利きの愛好家や希少なタイムピースのコレクターのために設計された特別なスプリット秒針クロノグラフです。シングル・プッシュボタンと積算計のレイアウトが特徴的です。プラチナ・ケースには、パテック フィリップがこれまで製作した最も薄い永久カレンダー搭載スプリット秒針クロノグラフ・ムーブメントが組み込まれ、外周に向かって濃くなるブラック・グラデーションのアントラサイト文字盤がスポーティで現代的な魅力を放ちます。
5308Gモデル
ミニット・リピーター、スプリット秒針クロノグラフ、瞬時日送り式永久カレンダーを組み合わせた自動巻カドラプル・コンプリケーション5308Gモデルは、数々の技術革新を採用しており、そのうち2つは特許取得済みです。瞬時日送り式永久カレンダーによって、円弧状に配置された3つの曜日、日付、月表示窓の表示ディスクがわずか30ミリ秒で送られます。
フライバック・クロノグラフ
フライバック・クロノグラフでは、プッシュボタンを1回押すだけで、クロノグラフを停止させることなくクロノグラフ秒針をゼロ復帰させ、直ちに次の計測を開始できます。クロノグラフの作動中に4時位置のプッシュボタンを押すと、クロノグラフ秒針が瞬時にゼロ復帰した後、新たな計測が開始されるため、連続した事象を中断することなく計測できます。
1/10秒クロノグラフ
2022年に発表された5470モデルは、1/10秒単位で計測を行うことができます。このレベルの精度を実現するには、高振動の調速機構と精密に制御されたエネルギー配分が不可欠であり、同時に明快かつ瞬時の読み取りを可能にしています。これにより、このモデルはパテック フィリップ史上でも屈指の技術的難度の高いクロノグラフとなっています。
歴史的背景
初のスプリット秒針クロノグラフ
1923年、パテック フィリップは初となるスプリット秒針クロノグラフ搭載腕時計を特注で製作しました。当時このようなコンプリケーションが搭載されるのは、多くが懐中時計に限られていました。先駆的なこのタイムピースに続き、1927年からはクロノグラフおよびスプリット秒針クロノグラフ搭載腕時計のシリーズ生産を開始しました。
歴史的背景
レディス・ファースト・クロノグラフ
2009年に発表されたパテック フィリップ初の婦人用クロノグラフは、1930年代のアール・デコ様式のタイムピースからインスピレーションを得ています。完全自社開発・製造の手巻クロノグラフ・ムーブメント、キャリバーCH 29-535 PSは、婦人用タイムピース7071モデルに始めて搭載され、高度なコンプリケーションであるクロノグラフ・タイムピースの製作における重要な歴史の一章を飾りました。