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サービスへのコミットメント

修復技術

45年以上前に製作された《ヴィンテージ・ウォッチ》のメンテナンスは、ジュネーブにあるパテック フィリップの修復工房のみで行われます。そこで保持・継承されている専門的な技能と技法が必要です。

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パテック フィリップ・シール

当社のコミットメント

パテック フィリップ・シールが定める非常に厳格な認定規準に基づき、当社は1839年以降に製作されたすべての時計のメンテナンスと修理を行うことをお約束しています。このために、オリジナルの構成部品の保存にも力を入れています。
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継承

スペアパーツ・アーカイブ

当社の修復工房では、可能な限りムーブメントやケースのオリジナルの構成部品を保持しながら、技術的、美的観点から、時計を元の状態に蘇らせることを目標としています。このため当社の修復専門の時計師は、オリジナルの構成部品、ケース、機械、製作工具のストックを保持しています。中にはパテック フィリップ創業の1839年にまでさかのぼるものもあります。
パテック フィリップの修復技術をご覧ください。

修復技術

ホゾ研磨

アンティーク・ウォッチの修復に必要な構成部品が入手できない場合は、当社の修復専門の時計師が手作業で製作し直します。例えば当社の熟練したホゾ職人は、当時のオリジナルの工具を用いて、時計のすべての歯車と軸を手作業で再現することができます。熟練のクラフトマンシップが、精密な修復を可能にしているのです。

パテック フィリップでは、伝統的な技法を用いて、先祖伝来のノウハウが途絶えることなく守り継がれています。例えばホゾの修復だけを専門とする工房も存在し、この貴重な専門技術を継承しています。

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時計師の修復の工具

端面削り旋盤

端面削り旋盤は、約200年前に遡る、手動式の旋盤です。これは、地板(メインプレート)や受け(ブリッジ)のホゾ穴を再加工したり、穴石(ルビー)を置き直したりする際に使用します。切削工具を既存の穴に完璧に合わせるために、時計師は《ポインター》と呼ばれる長い木製の棒を用いて、位置のずれを見つけやすくします。この工具は古いにも関わらず、現在でも当社の工房で毎日使用されており、*1 マイクロン単位の極めて精密な作業を可能にします。
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ホゾ研磨用の工具

ホゾ研磨用の旋盤

修復専門の時計師は、ホゾ研磨用の旋盤を操作して歯車を修復します。金属の彫刻刀を用いて、未加工のブランク材を回転させ、完成した歯車に必要な直径となるように正確に削ります。

寸法を確かめるためにハンド・マイクロメーターやコンパレーターを使用します。この2つの測定工具を使えば、容易に100分の1ミリメートル単位での精密な測定が可能になります。このきわめて細密な作業は、12倍のルーペを用いて行い、並外れた集中力と器用さが求められます。
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ホゾ研磨用の工具

ジャコ・ツール

ホゾを研磨するには、部品の回転と工具の精密な動きとを同期させることで、完璧に研磨できるようにします。

この工程では単に表面を滑らかにするだけでなく、回転するホゾに研磨工具を押し当てることで金属が圧縮され、硬化します。その精度は驚くべきもので、ホゾの直径はわずか0.07ミリ、つまり髪の毛の太さほどしかありません。こうした小さな直径を測定するためには、ホゾ・ゲージと呼ばれる精密測定工具が用いられます。これは2ミクロン(0.002ミリメートル)ずつ直径が異なる穴を持つものです。
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ホゾ研磨用の工具

歯車研磨機

時計には多数の輪列(歯車やスプロケットなど)が組み込まれており、いずれも精密に調整して正確に動くようにする必要があります。その上で、歯車研磨機はきわめて重要な役割を果たします。構成部品の形状を精密に仕上げ、最適に噛み合わせることで、時計の精度を維持することができます。
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ホゾ研磨用の工具

キャリパス

ユイット・シッフル」キャリパスとは、フランス語で「8の字」を意味し、その名の通り8の字を水平にした形の工具です。歯車のブランク材の平面度を点検し、必要に応じて修正するための工具です。